インプラントを行う場合の重要点

インプラント インプラント

インプラントが安定する重要項目

  • 骨の厚み深さ(理想は10mm程の厚みが有ると手術が行いやすい深さは15mm以上が理想)
  • 骨質(硬すぎず柔らかすぎない)ドリルを入れて弾き返される様な硬い骨はドリルで発熱して癒着異常を起こす事が有る。柔らかすぎるとインプラントの固定が難しくなる。
  • インプラントが骨と癒着して長期に維持されるには骨と接着している表面積が大きい事が重要です、その為経験的にインプラントの選択基準は通常下顎の臼歯部で径4.5mm長径10mmのインプラントを選択する事が多い。(下顎の臼歯部は下歯槽神経の走行が有る為極端に長いインプラントの使用が困難)径が細くなると維持するために長くする必要が有ります。その為4.5mm径で13mm長径を使用する事が多いです。
  • 上顎ではその特徴として上顎洞までの距離が無くソケットリフトで対応する場合、長径が取りにくいのでその代わり径6mm長径8.5mmのワイドインプラントを使用して、骨を絡ませる事で骨との接触面積を獲得させます。
  • 上顎前歯部に関して下の歯が付き上げる機能構造の為斜めのベクトルの力を受けるので、4.5mm径で12mmか15mmのインプラントを選択、骨幅が狭い場合3.5~3.8mmの15mm~18mmの長いインプラントを使用して維持を図ります。
  • 下顎の前歯部は骨幅が極端に狭い事が多く3.5mm前後で18mm程の細いインプラントを使用します。