インプラントが3か月を超えて癒着した歯を作る工程
インプラント治療において、インプラントが骨と癒着(オッセオインテグレーション)した後に行う後歯の製作工程を以下にまとめます。このプロセスは、インプラントが3か月以上しっかりと骨と結合した後に進められることが一般的です。
1. インプラントの評価
最初に、インプラントが骨と十分に癒着しているかどうかを確認します。この段階では、レントゲン撮影や、専門的な診断機器を使用して、インプラントと骨の結合状態を確認します。
2. アバットメントの装着
インプラントが骨としっかりと結合していることが確認できたら、次にアバットメントを装着します。アバットメントは、インプラントと上部構造(人工歯)をつなぐ中間部品です。
インプラントにアバットメントを取り付け、しっかりと固定します。その後、プライムスキャンのスキャナーでデータを取り込み、コンピューター上の仮想空間で歯の形態を立体的に設計します(CAD/CAM技術を使用)。次に、設計データを削り出し機のプライムミルに転送し、セラミックブロックから歯を削り出します。削り出した歯は、イボクラPS6ファーネスで1000℃で焼結し、専用のプラスチックセメントで固定して治療が完了します。