プロポフォールの使用方法
- 対象: 成人
- 投与速度:
- 鎮静導入時に6~8mg/kg/時で静脈内に持続注入
- 鎮静深度が適切になったら、2~3mg/kg/時に減速
- 調整: 患者の年齢、全身状態、手術内容に応じて増減
- モニタリング: 術中はパルスオキシメーターや血圧計で患者の状態を監視
- 注意: 術後は完全に鎮静が消失するまで、自動車運転や機械操作を禁止
静脈鎮静法の流れ
- 事前確認: 患者の体調や服薬、絶飲食の確認
- モニタリング: 血圧・脈拍を確認し、点滴で薬剤投与(ミダゾラム、プロポフォール)
- 鎮静中の確認: 鎮静状態を観察しながら、必要に応じて薬を追加
- 術後の休息: 鎮静効果が切れるまで休む
使用される薬剤
- ミダゾラムやジアゼパム : ベンゾジアゼピン系で、鎮静、抗不安、健忘効果が強い
- プロポフォール: 速効性と代謝の早さに優れ、鎮静の維持に使われるが、心抑制があるためモニタリングが重要
プロポフォールとミダゾラムやジアゼパムを組み合わせることで、鎮静と健忘効果を増強します。