ダメな歯を放置すると周囲の骨が無くなりインプラントが困難になる事も有ります。

インプラント治療の骨の状態 インプラント

悪化した歯の周囲から排膿を繰り返す 歯周病で周囲の骨が無くなっている 歯が破折してグラグラしている等ダメになっている歯を放置していませんか?

その症状は周囲の骨を破壊している証拠です。ダメと判断した場合直ぐに抜歯が必要です。放置すると周囲の骨が無くなり、インプラント治療が困難となる事が多いです。

骨吸収が進むと、歯が抜けた部分の骨の量や質が不足し、インプラント治療を行う際に問題が生じる可能性があります。例えば、インプラントを埋め込む骨が不十分であると、インプラントが十分に固定されず、治療の成功率が低下する可能性があります。その為骨量の不足を補うために骨補填剤による骨の修復処置が必要になります。

したがって、ダメになったり歯が抜けた場合は早期に歯科医院を受診し、適切な治療を受けることが重要です。歯が抜けた後にインプラント治療を希望する場合は、通常半年以内ですができるだけ早く治療を受けることが望ましいです。

私たちの歯は、歯冠と呼ばれる部分と歯根と呼ばれる部分で構成されています。歯冠は見える部分で、歯根は歯肉の下にある部分です。歯根は歯槽骨という骨に埋まっており、歯を支える重要な役割を果たしています。

歯が腐って虫歯や歯周病などの病気になると、炎症が起こります。この炎症は、歯周病菌や虫歯菌が歯肉や歯根周囲の骨に侵入することで起こります。炎症は、骨を溶かす骨吸収細胞によって骨を破壊します。このため、歯周病や虫歯が進行すると、歯周組織や骨が破壊されて、歯が抜け落ちることがあります。

さらに、歯が抜けることで、その部分の歯槽骨には刺激が与えられなくなり、骨が徐々に吸収されていくことがあります。このように、悪い歯を放置すると、骨が破壊され、骨量が減少していくことが考えられます。

ダメな歯を放置すると、以下のような理由で周囲の骨が無くなる可能性があります。

  1. 歯周病:歯周病は、歯周組織の炎症によって引き起こされる病気であり、歯と骨の接合部である歯槽骨が破壊されることで、歯が抜け落ちる原因になります。
  2. インフェクション:虫歯や歯周病によって、歯の根の先にある神経や血管に感染が広がると、周囲の骨にも影響を及ぼす可能性があります。これは、感染が骨に広がり、骨組織を破壊することによって引き起こされるためです。
  3. 咬合力の変化:歯が欠落すると、その部分にかかる咬合力が変化します。この変化は、周囲の骨にも影響を与え、骨が吸収される可能性があります。

これらの理由により、ダメな歯を放置すると、周囲の骨が無くなる可能性が高くなります。その為ダメになった歯に早期の対処が必要です。