歯が全て無くなった時の最適な治療法は?
歯を全て失ってしまった場合、義歯(入れ歯)やブリッジなどの選択肢がありますが、インプラント治療は非常に効果的で長持ちする方法です。その中でも、8本のインプラントを使って固定ブリッジを支える治療法は、特に高い安定性と自然な噛み心地を提供します。
インプラントとは?
インプラントは、歯根の代わりとして顎の骨に埋め込むチタン製の器具です。この器具は骨と結合し、人工歯を支える役割を果たします。特に全ての歯を失った場合でも、少数のインプラントを使用して多くの人工歯を支えることができます。
8本のインプラントで固定ブリッジを作る理由
1. 高い安定性
8本のインプラントを顎の適切な位置に配置することで、固定ブリッジをしっかりと支えることが可能になります。これは入れ歯のようにずれる心配がなく、まるで自分の歯のような感覚を持つことができます。
2. 骨の健康を維持
インプラントは顎の骨に直接埋め込まれるため、噛む力が骨に伝わり、骨の萎縮を防ぐ効果があります。入れ歯の場合、骨が使われなくなり萎縮するリスクがあるため、インプラントは骨の健康を長期にわたって保ちます。
3. 自然な見た目と機能
固定ブリッジは、見た目が非常に自然であり、周囲の人にも気付かれることなく使えます。また、しっかりと固定されているため、硬いものを噛む際にも安心して食事を楽しむことができます。
治療の流れ
1. カウンセリングと診断
最初に、歯科医師とのカウンセリングを行い、口腔内の状態を詳しく診断します。CTスキャンやX線を使用して、顎の骨の状態やインプラントを埋め込む適切な位置を決定します。
2. インプラントの埋入手術
診断結果に基づいて、8本のインプラントを顎の適切な位置に埋め込みます。手術は通常局所麻酔で行われ、比較的短時間で終了します。恐怖感がある場合静脈内鎮静法も対応しています。
3. インプラントと骨の結合期間
インプラントが骨と結合するまで、数か月の期間が必要です。この期間中、仮の義歯を使用することが可能です。
4. 固定ブリッジの装着
インプラントが完全に骨と結合した後、最終的な固定ブリッジを装着します。このブリッジは取り外しが必要ないため、通常の歯と同じ感覚で使用できます。
メリットとデメリット
メリット
- 安定感が非常に高い
- 骨の健康を保てる
- 見た目と機能が自然
- 噛む力が強く、硬い食べ物も問題なく食べられる
デメリット
- 治療期間が長い
- コストが高い
- 骨の状態によっては手術ができない場合がある。オールオン4で対応する。
まとめ
歯が全て無くなった場合でも、8本のインプラントを用いた固定ブリッジは、非常に効果的で長持ちする治療法です。この方法を選ぶことで、快適な日常生活を取り戻し、食事や会話をより楽しむことができます。治療に関する疑問や費用に関しては、ぜひ専門の歯科医に相談してみてください。