審美歯科最前線

投稿者: | 2010年5月12日

<よく聞くホワイトニングってどういうもの?>
 美容目的で歯を白くするホワイトニング。特に女性は関心がありますよね。
 歯のホワイトニングは、ブリーチ剤と同じ過酸化水素水で歯を漂白します。これを含むペーストを歯に塗り、光を当てて薬を活性化して漂白効果を高めます。処置後、一時的に酸によって歯が溶けやすくなったり、冷たいものがしみることがありますが、歯が溶けてしまうことはなく、歯が傷むこともありません。
 費用は、ホワイトニングしたい歯の数、回数によって変わり、クリニックによってさまざまです。
 家でできるホワイトニングもあります。高濃度の過酸化水素水を入れたマウスピースを一定期間、歯にはめるものです。歯科で自分に合ったマウスピースをつくってもらい、あとは家で薬剤をマウスピースに入れ、1日数時間マウスピースをはめて歯を白くしていくもので、長期間使用できます。
 むし歯や歯周病がある場合は、治療を済ませてからでないとできません。ホワイトニングは保険診療ではありませんから、費用にばらつきがあります。ホワイトニングに力を入れている歯科の価格や内容をホームページなどで調べてから訪ねてみてはいかがでしょうか。
<美白研磨剤の効果は?>
 着色汚れ(ステイン)除去成分の入った市販の歯磨き粉には、たいてい研磨剤が入っているので、短期間使うのは問題ありませんが、毎日使うとエナメル質が削れてきてしまうというデメリットがあります。
<セラミックのかぷせって?>
 ホワイトニングで歯の白いところはもとの白に近づけることができても、その白さは永遠のものではないし、むし歯の治療あとの銀はもちろん白くすることはできません。そこで注目されているのが、歯を丸ごとすっかり白くできる「セラミックのかぶせ」です。
 特に、目に見える部分の歯は、美的な観点から、やはり白い歯を求める方は少なくありません。
 セラミックのかぶせの場合、歯の色を白くするだけでなく、すきっ歯など気になる歯の形状を修正することも、よじれている歯をまっすぐにする、かみ合わせの悪い奥歯の状態を改善するといった歯の位置の調整も可能です。
★治療時間は1本1時間以内
 私のクリニックで使っているセレックという最新型の機器を使ったセラミックのかぶせの行程をご紹介しましょう。
①白くしたい歯の部分を削ります。歯の表面を白くしたいなら歯の全周を1mm程度削ります。
②赤外線カメラで歯の形状を撮影してパソコン上にとりこみます。
③3Dで映し出された画面を見ながら、歯の形に合わせて形や位置の調整をし、歯のデザインをプランニングします。
④できあがったデザインデータをセラミックを削る機械に転送すると、機械が人工歯を仕上げます。かぶせの素材はセラミック。色は自然な歯の色に合わせ、数種の象牙色があります。
⑤できあがったセラミックのかぶせを特殊な接着剤で歯に固定し、磨きをかけます。
すべての行程は1時間以内でできます。他の審美歯科治療と同じように保険適用外ですから、費用はクリニックによってさまざまです。私のクリニックでは1本5万円から。オールセラミックは、東京都内で12~20万円というところが多いようです。
★耐久性、安全性もクリア
 保険治療でする金属の詰め物の場合、金属との接合部は口の中でだんだんと溶けてしまうので、つぎめからむし歯になりやすいのですが、プラスチックで接着すると、つぎめがないのでむし歯になる心配もありません。
 また、歯髄を失ったむし歯の場合、保険治療ではクラウンを選択しますが、その際、土台部分は金属のピンを使います。このピンもやはり次第に溶け出し、残った歯根にも影響するので、実際には3~4年しかもたないというのが現状です。
 しかし、セラミックのかぶせの場合はピンはグラスファイバー製で溶け出すことはなく、歯根をいためることもありません。
 数本をかぶせるなら、通院した日にすべての歯のかぶせを完了できる気軽さも喜ばれています。

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