歯肉炎

投稿者: | 2010年5月11日

歯ぐきが腫れた・血が出た
歯ぐきがブヨブヨと腫れて充血し、ちょっと歯磨きをしただけで出血する症状を歯肉炎といいます。歯肉炎の原因もむし歯と同じ細菌から生まれる歯垢、歯石です。口の中にはいろいろな細菌が住み着いてます(常在菌)。きちんと歯磨きをしていれば、細菌が歯ぐきに悪さをすることはまずないのですが、歯磨きが不十分だったり、糖分の多い食品を多量にとると細菌が増殖して活発化し、からだとのバランスが崩れ、歯のまわりを包み込んでいる歯肉に炎症が起こります。
◆歯周ポケットができると?
 歯肉炎が起きると、歯と歯ぐきの間に歯周ポケットと呼ばれる溝ができます。歯肉炎は細菌そのものが引き起こすむし歯と同様に、細菌がつくり出す酵素や毒素が歯肉に影響していると考えられています。歯肉炎は痛みを伴うことが少ないため、放置されがちですが、この歯肉炎が進んで歯周ポケットが深くなっていくと、歯を支える骨まで壊されて歯周病に向かいます。
 「なんとなく歯ぐきが腫れてむずがゆい」とか「りんごなど硬いものをかんだり、歯磨きのときに血が出る」などの症状がみられたら、早めに受診しましょう。
◆歯石除去と歯磨きの徹底
 歯科で歯石をとってもらうと、歯ぐきが正常な状態にもどります。また家でしっかりていねいにブラッシングをすることが、歯肉炎の再発や、やっかいな歯周病の予防につながります。
◆歯肉炎力起きやすい時期
 大人になるためのホルモンが体内に多く流れる思春期や、女性ホルモンの分泌が活発になる妊娠中は歯肉炎が起きやすいようです。これは、歯周ポケットに入ったホルモンが細菌の活動を活発にさせ、細菌の力を増大させるからだといわれています。また、薬の副作用、血液疾患などが歯肉炎を招く場合もあります。