大学や大きな病院での口腔外科手術

投稿者: | 2010年9月3日

大学や大きな病院での口腔外科手術

私が大学に在籍していた頃の手術は、下顎が出た様な顔(下顎前突)や上顎が突き出た様な顔つきの、機能的にも噛めない

といった問題があり、また外見上心理的問題から手術で修正してた事が多かったと思います。

こういった場合下顎だと、親知らずの後ろ辺りで下顎の骨を切断して前後させ、横からボルトで固定して上下固定で、癒着を

待ちます。上顎の切断は頭蓋底から上顎を切断して同様に固定癒着を待ちます。口蓋裂等の修正手術は多かった。骨折等の外傷手術。手術により場合によって骨が足らない時腸骨(腰の骨)を取って移植を行なっていた。

形態の修正以外は悪性腫瘍やアメロブラストーマといった腫瘍の切除で、悪性の場合上顎だと上顎骨、眼球

下顎だと下顎を含めかなり大きく切除して、頚部のリンパに転移してないか、頚部リンパ郭清等も加わり大掛かりとなる事もあった。唾液腺の病気で腺体の摘出等も行なわれ。耳下腺だと顔の外部からの切開で結構厄介な手術だった様だ。 美容的な希望で顎骨の修正、筋肉周囲脂肪組織等の修正。歯から来る上顎洞炎は洞内をソウハするのだがこれは歯を抜かないと治り難かった。

しかも10年もすると術後のう胞で再発が結構起きてた様だ。

この様な手術は当然全身麻酔で行なわれた、全身麻酔は気管内チューブと呼ばれるホース状の管を手術部位が口なので、鼻腔から気管に入れて(気管内挿管)全身麻酔常態にする。気管内挿管は喉頭鏡を喉頭蓋部位に当てて持ち上げ声帯を明示して行なう。その為にはバルビタールの静脈注射で意識を取り、筋肉の動きを止めて喉頭痙攣を防ぐ意味からサクシン(SCC)を静脈注射して行ないます。サクシンを注射すると全身に痙攣に様な状態が起き3~5分程筋弛緩の効果が持続する薬です。

脱分極性筋弛緩薬は神経筋接合部でアセチルコリンの放出により痙攣が起きるのです。ですから全身の筋肉痛やソウカンで声が少しの間痛くて出せないといった事が有る。麻酔薬は今はマイケルジャクソンで有名になった、プロポホールが良く使われているようですが、フローセン エンフルレンの吸入麻酔 やタラモナール(フェンタニール メジャーのドロペリドール)のNLA ケタミン等で全身麻酔にしていた。非脱分極性筋弛緩薬パンクロニウムは人工呼吸器使用時に良く使用した。リバースに抗コリンエステラーゼ薬ネオスチグミンを使用し筋弛緩作用を取る増加のアセチルコリンは、副交感神経刺激性なのでアトロピン(副交感神経抑制)を併用した。場合によっては気管切開で人口呼吸もありうる。通常歯科の診療所だとあまり大きな手術は設備や技術の上から出来ないのですけど、大学病院の歯科口腔外科の領域は唇顎口蓋裂 上下顎骨とその周囲組織 舌前三分の二それに起因する病気の及ぶ範囲の手術が適応になっています。ですからかなり広範囲に及ぶ事があった。歯科医が行なう大学病院での手術の予備知識にしてください。

団地会館歯科