NHKクローズアップ現代でインプラントの批判について

投稿者: | 2010年9月1日

インプラントは入れ歯のように違和感などの少なく自然な状態に復元する利点の多い治療法です、近頃、患者さんはNHKの「クローズアップ現代」の番組以来インプラントに対してのイメージが悪くなっているように感じています。インプラントは、歯を失った場合の治療法の選択肢の一つですが他の歯を削ったりする頻度も少なくなり、歯が再度増えて復元する事を目的とした治療手段です。 2007年に東京駅近くの歯科医院で、ドリルが舌側の骨を突き破ったことによる出血が窒息死の原因になったと死亡事故の報道があり、2011年にNHKの「クローズアップ現代」でインプラントの問題が取り上げられて、患者さんもインプラント手術に躊躇するようになってきたように思います。この番組の中で患者が他の問題としていたのは、インプラント治療後インプラントと補綴物が一体として動いていたおそらくオールオン4であったと記憶する、この治療法はインプラントはメーカーの推奨は3ヶ月以上してから補綴することになっているのですが、その場で歯を装着してかませる為、癒着不良で全体が動きだめになる問題をかかえている。もうすこしどの様な治療法でだめになったか細かい報道が必要であったのではないのか。インプラント治療をおこなっている歯科医も沢山いるわけで、治療法としては最高の治療法と考えています。インプラントは外科手術なので初期の経験の殆ど無い歯科医がおこなえば当然危険を伴うのであります。私自身20年以上おこなっていれば抜歯と同じ程度の治療あるいはそれよりも簡単な場合もあります。

 報道の直後、ある学会が事故調査を行い、20092011年の3年間に約400件あったとのことでした。 この数字は一部にしろインプラントメーカーの年間出荷量数十万本ですから、週刊誌や新聞で書かれているほど危険性は低い様に感じます。事故が多発しているわけでは有りません、週刊誌の販売数が激減している現状でインプラントは危険という格好の記事ねたを生み出したのかもしれません。 数十万本分の一件の死亡事故が、あたかも事故多発の記事に変化していった、マスコミの歯科タタキ捏造記事に近いようにかんじました。
 インプラントは40年程の歴史が有りほぼ確立された治療法として現在の歯科医療になくてはならないものとなっています。