器具の滅菌消毒とキンバリー事件

投稿者: | 2010年8月9日

20年程前にキンバリー事件がアメリカで騒がれた、この事件はエイカー歯科医の診療所で数人のエイズ患者が感染した事件だった。

疾病センターのCDCが調査したが事の真相は解明出来なかった。しかし当時BSで放送された内容では他の診療所でも感染が有ったとの内容だった。器具からの感染が疑われた。タービン エンジン内部の他人の血液が出て感染するのではないかとの推測であった。以後アメリカの歯科診療所は滅菌にうるさくなっている。消毒は単にアルコール等で拭う程度で気休め、滅菌はオートクレーブが一般的で128~135度で圧力をかけ感染性の菌 ウイルス等を消滅させる事。

保険患者が多かった頃エイズ 肝炎の感染防御でタービン50本 エンジン30本と付属の器具を約20年前、買ったら何だかんだで1千万程だった。日本には滅菌の規則は無い、保険点数が低すぎて余計に数百万円経費がかかるとすれば躊躇する、アメリカで開業している同級生が言うには歯の神経を取るのが8万円被せるのが10万円単価だと言う。歯科治療費に滅菌の保険点数が必要と思う。

感染防御の点数が無い。保険治療費がアメリカの10分の1程で後進国並で危険

オートクレーブで熱と圧力をかけて滅菌すると外装が傷んで汚く見える、患者は汚い器具で歯を削ってるのではないかと勘違いする、

左は滅菌を繰り返した器具で表面腐食が酷くなる

外見は汚く見えるが細菌 ウイルスの無い清潔な器具である。

その為治療台にタービン エンジン等は患者の治療に必要な時に治療台に付ける。

 






インプラントを含めて歯科は外科処置の一種なので、患者間の血液を介しての感染の防御が重要にナル。私の診療所では歯を削る(タービン エンジン)器具を患者毎にオートクレーブ滅菌を行っています。

患者はこれが常識かと考えているが、今の保険制度ではその義務も無いし保険点数も無い、90%以上の診療所が患者毎に滅菌は行っていないのが常識。都市部では経営が保険診療では無理が有り。実際タービン1本10万円程エンジンも同じ位、診療台に一年中装着して使いまわしている所大部分。私の診療所ではキンバリー事件以降1日の患者数に合わせタービン(50本程) エンジン(30本程とその接続部品)を購入したら余分に1千万程出費が出た。
今の時代歯科診療崩壊状態で都市部で経営が厳しく1千万余分に経費を掛けて診療が可能か疑問だ。
患者も感染の危険を考えて診療所を選択するほど知識を持っていないと思う。キンバリー事件で検索するとアメリカで何が起きたか理解できると思います。

団地会館歯科